評価は10段階評価
使用ラケット
コクタク特注
(1)どんなラバー?
打球感は?
3
とても柔らかいラバーです。タキネスDくらいです。
弾みは?
4
数値的には弾まない評価としましたが〜打てば問題なく弾みます。カットでは弾まなくて吸収して攻撃時には強烈な上向き弧線で飛んでいきます。
引っ掛かりは?
7
粘着力は非常に強いのですが、シートの引っ掛かり自体は期待するほどではありませんでした。しかしながら相手の回転に関わらず自分から回転を掛けていきやすい特徴が良いですね。
球離れは?
3
本当に遅い球離れです。
柔らかい〜強粘着シートで球をホールドしてから打ち出すので自分のようなミートの厚いユーザーには高い安心感が得られると思います。
弧線について
9
今まで、ここまで上向き弧線のラバーは未経験でした。
攻撃時には打点を低くしても打ち出せる絶対的な安心感が自分の攻撃技術がランクアップしたとさえ思うと思います。
カットやツッツキも同じ傾向で上に向かって飛ぶのでラケットの面の角度や打点を低くする工夫が必要です。カットマンの方にはこの特徴ある弧線が生命線であるカットに合わないと思い込むくらいの感覚の弧線です。
(2)攻撃技術
ドライブ
5
ラバーの特徴、利点は?
弧線の高さからどんな低い打点でも持ち上げられる強烈な個性がありドロップするようなバウンドが魅力的。
回転量は?
7
独特ある上向き弧線
沈みこむバウンドで回転量も豊富と思われるかも知れませんが実際の回転量は729ー08の方が多くスピードも速いです。
スマッシュ
8
これ、本当に面白いですね。これだけ球離れ遅くてスピードも速い部類ではないのに、本当に打ちやすいです。当然ながら打点低くても上向き効果出るので打ち出し遅れて〜一か八かなんてケースでも入るケース増えます。
カウンター
8
スピードは物足らないって思うと思います。しかし〜ここまで上向き弧線で包む感覚から打ち出せるラバー今まで経験無かったです。
自分のような台から離れた位置にいるカットマンの場合はカウンターで撃ち抜くのではなく、カットから攻撃の起点として使い、下がってる分ブロックされやすくバックに返されるケースが多いんですが〜その時は再度カットするんですけど〜打点を低くできるので思いきって回り込んでドライブを打てるケースが増えました。高い評価としてますがスピードではなく安定感として高評価にしてます。
(3)守備系技術
カット
9
独特の上向き弧線に最初戸惑うと思いますが、打点を低くするとか、ラケットの面の角度を立てるなどの工夫や慣れてくれば〜これほど安心感あるラバー無いと思います。
柔らかいので食い込ませて切れるので回転量はドライブの時とは違い相当切れます。
ナックルカットも本当に打ちやすい。
ただ、自分のようなミートの厚いタイプの方には鬼に金棒になりますが、薄く擦るタイプの方には飛ばなくて切れないラバーになると思います。
ブロック
5
ここでも弧線の高さは実感します。慣れるまで大変かも知れません。ブロックの打点も低くバウンド直後にするとか面の角度調整は必要ですね。しかし〜このラバーはシェーク攻撃型のバック面という選択肢もアリですね。ここまで持ち上がるのでバックドライブが打ちやすいんですよ。スピードも出ないからバックはループドライブは打ちたい〜でも何回も打てるほどバック得意じゃないから普段はバックは繋ぎなんていうタイプの方にもオススメしたいラバーですね。
ツッツキ
6
ここも弧線の上向きが影響してきます。台から出た時のツッツキは問題ないですけど、台上でのツッツキは難しく感じるかも知れません。テンションが掛かっているのか?シートにハリやコシを感じるので切ろうとするとポーンと飛んでいってしまう。
自分のような打点を低くしてボールの下を擦るツッツキをする人には違和感覚えると思います。逆にラケットの面が立ち気味でボールの正面を立てに擦るようなツッツキの人には向いていると思います。
(4)サーブレシーブ
6
ツッツキでも書いてますが
ボールの下を擦るよりは正面を立て切りする人には違和感なく使えます。逆にボールの下を擦るタイプの方はサーブでは弾まない、レシーブでは飛んでいく感覚を慣れて行くしかないと思います。
(5)
相性の良さそうなラケット
硬い、しならないラケット
柳材のラケット
シナ材のラケット
DFカット
攻撃の人も硬いカーボンラケット
重たい、硬いラケット
(6)
どんな人に向いているか?
厚いミートの方
フットワークが遅れがちで打点を落としがちの方
総括
8
カットマンの方には一度は試してほしい1枚。
(K.Wさんのレビュー)
卓球暦: 50年以上
戦績: 新体連 一般の部 全国大会 3位
使用ラケット: ヤサカ 武蔵(角ペン)
新時代の中国ラバーが出ました。
中国ラバーと言えば、スポンジが硬く、シートの粘着が強いイメージがありますが、最近の中国ナショナルチーム選手は、スポンジが少し軟らかく、弾力のある黄色いスポンジを使い、シートは微々粘着なので、ドライブ時にすからない、強ドライブがでる。
<特徴>
1. 日本のラバーと同じく、初速が速い
2. 微々粘着のため、速いドライブが安定している
3. ブロックがしやすく、ボンミスが少ない
4. サービスがよく切れる
5. 速いスマッシュがでる
6. ラバーに耐久性がある
スポンジが硬すぎる、軟らかすぎるという方にぴったりのラバーです。 中国が開発した3つの威力「スピード」「回転」「安定」を実現した近代的な卓球時代に突入しました。